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抜歯が必要なのはどんなとき?

2020年6月に東三国で開業予定のはたなか歯科クリニックの公式ブログです。

誰でもご自身の歯を抜くのは抵抗があると思います。もちろん、歯科医師にとっても同じことです。

しかし、「抜くことによって患者さんのお口の健康を守ることができる」場合は、抜歯が最善の治療となることがあるのです。今回は抜歯が必要となるケースを紹介したいと思います。

Case1 むし歯や歯周病で保存が困難な場合

歯の中にたまった膿が周りの骨にも及び、根っこを掃除したり手術しても救えない重篤なむし歯。歯を支える骨が修復不可能なほどに破壊されている、重篤な歯周病になった歯。

Case2 隣の歯や周りの骨に悪影響がある場合

その歯を残すと、健康な周りの歯や骨に悪影響があるとき。横向きに隣の歯を押す親知らずや、大きく縦に割れた歯はそのままにしておくと被害が周囲に拡大してしまいます。

Case3 炎症の根本原因を除去する必要な場合

むし歯や歯周病の炎症が原因で、口やあごの骨、さらには全身に影響が及ぶとき。治療しても繰り返し腫れる場合などに、炎症の原因を取り去るための最終手段として行います。

Case4 矯正や入れ歯の治療において抜いた方がよい場合

矯正、入れ歯や被せ物、インプラントなど、ご希望の治療の結果がより安定し、よい状態が長く持つように戦略的に行います。慎重に治療計画を検討した上で選択します。

Case5 粘膜を傷つけている場合

噛んで食べようとすると粘膜にあたり、痛くて噛めないようなときや、粘膜にできた傷などとこすれて刺激してしまうような場合は抜いて刺激の繰り返しを防止します。

     

以上のようなケースでは抜歯が必要となる場合が多いです。

当院ではできるだけ歯を守る治療を心がけております。また、抜歯が必要なときはCT(3次元レントゲン)を撮影することがございます。CTによって、神経の走行や上顎洞(副鼻腔)までの距離などの解剖学的な要素を精査することができます。当院では高精度のCT撮影装置を完備しておりますので、患者様にとって、より安心安全な外科処置を行うことが可能です。

 

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