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こんにちは。6月に東三国で開業予定のはたなか歯科クリニック公式ブログです。
今回は、歯の詰め物の一つであるコンポジットレジンについて説明させていただきます。
コンポジットレジンとは
一般的にあまり聞いたことがない方も多いと思いますが、コンポジットレジンとは合成樹脂と微細なセラミックの粉でできたハイテク歯科材料です。いわば、プラスチックの一種と考えてもらうと分かりやすいと思います。光によって固まる「光硬化型コンポジットレジン」が一般的に用いられます。
コンポジットレジンを使った治療
むし歯を取りきった後やぶつけて歯が欠けてしまった後には元の形に修復する必要があります。コンポジットレジンを用いた治療は詰め物が取れにくい形に穴を拡げて整える必要がなく、歯を削る量も少なく、削った表面をコーテイングできて歯に優しい治療法として喜ばれています。
しかし、天然の歯やセラミックほど強度が強くないため、比較的小さい部分の修復に用いることが多いです。また、経年的に変色してしまうことがあります。
主な適応
奥歯
前歯
このような部分の修復に使用するケースが多いです。
レジン接着材(ボンディング材)
ボンディング材とはコンポジットレジンと歯を強固に接着させるための接着材です。抗菌仕様、フッ素入り、再石灰化作用があるものなど、日本製の高機能製品が世界をリードしつつさらに進化を遂げています。
削るのは必要最小限に
当院ではコンポジットレジン修復でむし歯治療を行う時は必ず、むし歯になった歯質を青く染め出す「う蝕検知液」を使い、染まった部分だけを取り除きます。このように必要最低限のみ削ることで健康な歯質を多く残すことができ、患者さんにとってメリットは大きいです。
コンポジットレジン修復は一般的によく用いられる治療ではありますが、変色やきわの部分に着色を生じてしまい、審美的に(見た目が)よくないことが起きてしまうことが多いです。もし、気になることがございましたらいつでもお尋ねください。