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親知らずはなぜ痛くなるのか?

こんにちは。2020年6月に東三国で新規開院した「はたなか歯科クリニック」公式ブログです。

 

梅雨の季節となり気候も気分もカラッとしない日が続きますが、みなさま体調はいかがでしょうか?

今回のテーマは「親知らず(おやしらず)」についてです。

「親知らずが痛い、うずく、腫れている!歯医者さんに行ったほうがいいのだろうか?抜かなければいけないのか??抜いたら腫れるのか???」
⇨まずは歯医者に行って調べてもらいましょう!放置してしまうと大きなトラブルに発展する可能性があります。 

 

1.親知らずとは


親知らず(おやしらず)とは、奥歯の中で最も後ろに位置する歯です。正式な名称は第三大臼歯で、智歯(ちし)とも呼ばれています。永久歯(大人の歯)は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が10代後半から20代前半であり、その時期頃から症状が出てくる方もいらっしゃいますが、中には40〜50代で親知らずの痛みが出る方もいらっしゃいます。

 

 

2.親知らずが痛む原因とは

親知らずが痛むのは、周りの歯や骨、歯ぐきを圧迫するからと考える人も多いと思います。
もちろんそのような理由で痛むこともありますが、親知らずの痛みの多くは違う理由です。
それでは、親知らずの痛みの原因を順に見ていきましょう。

①むし歯になっている(う蝕)

親知らず自体がむし歯になってしまっているパターンです。親知らずは上下どちらも最も磨きにくい位置に生えているため、汚れが取れにくくむし歯になりやすいです。

特に上の歯の場合は大きくお口を開けすぎてしまうと歯ブラシのヘッドが頬っぺたと歯の間に入りにくく、汚れが取れません。また、下の歯の場合は完全に生えきっておらず中途半端に歯ぐきが被っているため、毛先が入らず汚れが残ることが多いです。

②歯周トラブルが起きている(智歯周囲炎)

智歯周囲炎は、親知らずの周辺の歯茎にバイ菌が繁殖して起こる炎症です。歯ぐきが腫れるなどの症状もあります。痛みは顎の周囲にまで起こり、歯ぐきだけでなく、顎が腫れる・喉が痛い・口が開けにくい、などの症状も起きることがあります。また、炎症が強い場合、高熱が出ることもあります。その際はただちに歯科の受診をしてください。

・ずっと親知らずはあったのになぜ腫れるの?

・腫れたり治ったり繰り返すのはなぜ?

 

 

⇨炎症(痛み・腫れなど)とは体の防御反応です。つまり、痛みや腫れが起こるのは体の免疫反応が働き、細菌と戦っている状態です。細菌の数に対して体の免疫が勝っているときは症状は出ないのですが、免疫が落ちているときや細菌の数が多すぎる(汚れが多すぎる)ときは症状が出やすくなります。

 

すなわち、免疫が落ちてるとき(疲れてるときなど)やお口の中の汚れが多いとき(歯の清掃があまりできていないとき)は症状が出やすいです。

 

以上、親知らずの原因についてまとめました。

「親知らずは抜いたほうがいいのか?」については以前のブログを参考にしてください。

親知らずについてご不明な点や気になることがあればいつでもご相談ください。

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