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２０２０年６月に東三国で開院した「はたなか歯科クリニック」の公式ブログです。

今回は矯正治療について第２回で、成人の矯正についてお話ししたいと思います。

成人矯正はⅡ期治療とも呼ばれ、永久歯が生え揃った状態での矯正治療となります。永久歯が生え揃った段階での矯正治療では主に歯の移動をさせ、歯並びやかみ合わせの治療をメインとします。しかし、歯を移動させることだけで改善できない場合（そもそも上下のあごの骨のバランスに不調和がある場合など）もあります。

・歯の移動に関しては主に６つの移動様式があります。

①挺出（歯を引っ張り上げる）②傾斜移動（歯の頭を中心に傾ける）③歯体移動（歯を平行移動させる）④圧下（歯を引っ込める）⑤トルク（歯の根っこ中心に傾斜させる）⑥回転（歯を回す）

これらの移動を行うために、歯に「ブラケット」と呼ばれるボタンをつけ、その中に「ワイヤー」を装着する「マルチブラケット法」と呼ばれる矯正治療を行います。

・矯正治療の流れは以下の通りです。

STEP１　カウンセリング・検査・資料採得（模型・口腔内写真・顔貌写真・CT・セファロ）

STEP２　症例分析・診断

STEP３　治療方針や費用、期間などのくわしい説明

STEP４　治療開始（開始後、調整が必要となります。）

STEP５　矯正治療終了（保定）

矯正治療のメリットは

① 虫歯や歯周病の予防
②食べ物をうまく噛むこと（そしゃく機能）の改善と維持
③ 発音の改善
④ あごの関節とかみあわせとの調和
⑤体のバランスや運動能力の改善
　　　　　　　　　　　　　　　　などが挙げられます。
また、矯正歯科治療をすると、性格がポジティブに向かう傾向があるとされています。

歯ならびにコンプレックスや悩みのある方や、歯ならびのせいでうまく歯ブラシができない方はぜひ一度ご相談ください。治療が複雑で難しいケースなどは、高度な矯正治療のできる医院をご紹介する場合もありますので、まずはお気軽におたずねください。

次回は、矯正治療について第３回として「マウスピース矯正」についてお話ししたいと思います。